原稿／デザイン／印刷『デイクリップ』のブログ

Ｂ級グルメはキライではありません。

しかしながら、
ご当地名物を、その土地の方々が、
「Ｂ級グルメ」として売り出すのは、
どうなのかなー、といつも思う。

みずから「Ｂ級」をうたうことはないのに、
と思うんです。

特産品を、焼きそばやラーメンやケーキなどの、
キャッチーなメニューに盛り込んで、
無理やり、ご当地メニュー化してしまうのも、
どうなのでしょう。

一時的には、注目度が高まるのかもしれませんが、
特産品の価値と、それを生む風土の魅力を、
低下させてしまっているのでは、
と感じることが、しばしばあるのも事実です。

富士宮焼きそばだって、浜松餃子だって、
地元のひとに愛されてきた、という、
「歴史」と「物語」が、
わざわざ足を運ぶ動機になっているのでしょうから。



［天ぷら蕎麦600円］

きょう、ふらりと寄った町が新たに力を入れているメニューを、
観光案内所のパンフで知り、
食べようか食べまいか悩んでいたわたしに、
地元のおじさんが教えてくれた、老舗の蕎麦屋。

手打ちでも、古民家でもなかったけれど、
これが、ほっとする味わいで、
教えてくれたおじさんの笑顔とともに、印象に残りました。